Mさん(30代・男性)は首から背中にかけての痛みで、夜も十分に眠ることが出来ませんでした。
産後の骨盤矯正をされた奥様の紹介で来られたのですが、中学から高校まで器械体操をされていて、鉄棒落下など首から肩、足にかけて骨折や脱臼などのケガをたくさんされていました。高校生の時に腰椎分離症にもなっています。病院に行かずそのままにしていたせいか、鎖骨や首の筋肉は明らかに左右が同じではありません。
高2でカイロプラクティックに通い不整脈が治ったそうですが、その後ずいぶん長いことこの症状でお困りの様でした。
体操で鍛えた筋肉は隆々としているのですが、硬縮した箇所が体の所々に有ります。
通勤で吊革に手を伸ばすと、背中に痛みが走り攣ってしまうのです。
こんなに逞しい身体をしているのに、運動なんてしたことのない私の方が全然健康です。
施術を繰り返すうちに、腰が良くなり
「夜、仰向けで寝ても痛みで眠れないことは無くなりました」
と、おっしゃっていただけました。
施術は主にカイロプラクティックなのですが、ケガをしたまま固まってしまった筋肉を溶かしていくように施術しました。
肩周りや上腕部のトリガーポイントを緩めると、肩が痛み無く動かせ背中に縦に走る引き攣れも出なくなります。
R1に移行すると
「低体温が治りました!自律神経が良くなったのかもしれない」
と、Mさんから報告を受けました。
Mさんは春・秋など季節の変わり目になると就寝時に体温が34度にまで下がり、死にそうな思いをしたことがあります。毎朝起きるときにこのまま死んでしまっていないだろうかと、不安な思いで目覚めていたのです。
Mさんは12回の施術で検査が陰性となり、改善して行かれました。本当に良かったです!
産後の骨盤矯正をされた美人の奥様は4回で卒業されたのですが、逞しい身体のご主人の方が意外にも悪い状態だったのです。
首・肩・腕痛
Oさん(40代・男性)は2ヶ月前に病院で頚椎ヘルニアと診断されました。写真はその時の画像です。真ん中の縦に通っている白いライン(神経)の中央左側の黒くへこんでいる部分がヘルニアです。病院では薬をもらっただけで、シビレはなかなか改善されませんでした。
大柄で恰幅の良いOさんは2年前に腰もヘルニアの手術をしています。現在、腰の痛みは無いそうですが、首から腕、指にかけてのシビレでお困りのようでした。
初回、首にかけての施術と骨盤矯正ブロック。
常にしびれていた腕が、前方と後方に向ける時だけになり、真下に腕をぶら下げてもしびれなくなりました。しかし指はまだシビレがあります。
初回で少し治まったことに安心したのですが、2回目3回目の施術ではご本人に効果が実感されませんでした。
「キーボードに向かって腕を伸ばしていると、振動があるみたいにしびれるんです」
と、辛そうなOさん。
4番と5番の間の椎間板がへっこむことをイメージして、汗をかきながらのSS。
「どうですか。」
と尋ねると、Oさんはいつも胸の前に肘を運ぶとシビレが出るのですが、それ以外にもいろいろな方向に腕を曲げ伸ばしして確認し
「・・・しびれてないぞ」
と、不思議そうにボソリ。
(この瞬間多分私の方が、Oさんの数倍嬉しかったはずです。)
「指だけ、まだシビレが残っている」
と言うOさんの、手首に今度はアプローチ。
すると
「人差指は(シビレが)消えた」
と指を動かしながら、神妙そうなOさん。
だんだん期待が高まってきました。
本日で4回施術しましたが、あとは親指のみです。
全てのシビレを取り除き、必ず笑顔で帰って行かれるように、頑張っていきたいと思います。
Wさん(20代・女性)は顎関節の症状で他の整体院に1年ほど通われていました。
毎回、首や背中の骨をボキッと矯正し、顎の痛みは無くなったのですが、これまでに無かった症状が直後に出始めたそうです。
背中や首、目が痛みだし、ボキッとやった直後は痛みが取れるのですが、すぐに再発しては通うことを繰り返していました。
カルテの症状はチェックがたくさん付いていて、呼吸困難、難聴、めまい、吐き気など、かなり厳しい状態です。
因果関係は分かりませんが、ご本人は
「カイロで壊れた身体はカイロじゃないと治らないと思って・・・。」
と、当院に来られました。
眠れないほどの首と背中の痛み。
首の骨の矯正とシコリのように硬い背中の筋肉を緩めると、首は前後左右動せるようになりました。
背中はローテーションなどで楽になり、痛みのせいで眠れないことは無くなりました。
再発しないように普段の姿勢を気をつけてもらえば、筋骨格系の痛みは大丈夫でしょう。
あとは、Wさんを見たときから気になっている自律神経系の症状。
眼科では異常なしと診断された目の痛みは、頭蓋リズムの正常化も必要だと思われます。
本日で4回施術してきました。
最近のセミナーで学んだテクニックを駆使しての効果に期待し、頑張りたいと思います。
Mさん(40代・男性)はひどい頭痛と首の痛みで、これまでに都内の有名なカイロプラクティックを10回以上受けられたのですが、1週間ほどで症状が再発することを繰り返し、通うことが困難になり当院にいらっしゃいました。
Iさん(30代・女性)は看護師のお仕事をされています。
疲労・倦怠感・腰痛・肩こり・生理痛・・・と、たくさんの症状を抱えて来られました。
お聞きしてみると夜勤は月に7回もあるのだそうです。
入院患者さんは圧倒的に高齢の方が多く、オムツを取替える仕事がほとんど。これが腰を痛める原因のようです。
初回の施術で肩こりなど、身体が楽になったという感想をいただき、しだいに生理痛が軽くなった、頭痛はOK、と徐々に改善の方向に向かっていきました。
同僚のSさんにも当院をご紹介してくださり、一緒に施術を行いました。お二人とも、やはり腰痛が一番辛いようです。
夜勤7回。月に7回も徹夜したらフラフラで、私はとても仕事など出来ないでしょう。
いつも力なくIさんは入って来られます
。お休みは家で寝ているのが精一杯、どこにも出かける元気など残っていません。
せっかくの美人が疲れた表情で、外にも出ずに引きこもっているなんてもったいない!
Iさん希望のスポーツクラブぐらい行けるようにしてあげなくては!と思いました。
お二人が
「腰痛は無いです!」
と言い出してから間もなく、Sさんが卒業しSさんより3回ほど多い回数で、ついにIさんも検査が陰性となりました。
「そういえば最近、足のむくみもそれほど感じない」
と、Iさん。立ち通しの看護師さん達に、リンパは毎回行っていましたから。
これでIさんに会えなくなると思うと寂しくなり、最後は長話をしてしまいましたが、病院のハードワークは侮れません。
余った回数券でメンテナンスに必ずお越し下さいね。
Mさん(20代・女性)は身体全体の痛みと頭痛で来院されました。
ふだんのデスクワークで休日の今朝は背中が痛く、起きるのが辛かったそうです。
マニピュレーションしようと背中を触ると 「いった~い!」
と、まだ指が触れたぐらいで飛び上がっていました。
この程度で痛がる方は初めてだったので、筋肉を伸ばすことに専念した整体を行い、あとはブロックに任せることにしました。
うつ伏せになってブロック矯正していると背中の筋肉がだんだん緩み始めてきました。
最初に痛いと言っていたマニュプレーションも大丈夫そう。
「もう痛くないよね?」
と、聞いてみると
「うん、楽。」
と、まずはひと安心です。
ブロックのあとは頭蓋骨調整。
背中も後頭骨の筋肉も、柔らかくなっていくのがすぐに確認できた患者様でした。
ベッドから起きると首も楽になっているようです。
「マッサージじゃすぐ戻っちゃうから、ちゃんと治そうかな」
と言い、次回の予約を取って帰られました。
おもいっきり肩を出したドレスで来られた今時の女の子、会社では男性先輩の分まで頑張ってお仕事しているそうです。
頑張り屋のMさんを、健康面で応援したいと思います。
Sさん(50代・男性)から1年ぶりに電話がありました。
10日ほど前から左腕が痛み出しシビレも出るようになってしまったNさん(30代・男性)。
Nさん(60代・男性)は昨年末まで首の症状で病院で牽引などの治療を受けておられました。
首自体の痛みは無くなったそうですが、肩から腕にかけての痛みとシビレが取れず、テニス仲間のYさん(50代・女性)の紹介で当院に来られました。
「肩が痛いから、今はゴルフと水泳を止めているんだよ」 と、Nさん。
体格も良くとてもエネルギッシュで、スポーツの後お友達とお酒を酌み交わすのが楽しみなのだそうです。
男性で肩の症状がある方はガッチリとしている方が多いですね。
早速筋肉の厚い肩にオステオパシー。
最初の施術後
「おかげさまで前の方(胸)の痛みは無くなったよ」
とのこと。
すっかり次回のテニスは出来ると思われたようです。
ピリッとくる痛みは肩甲骨にも及びます。
ロータリープルを行うと
「これは痛いけど、やり終えた後はスッキリする!」
腕が少しずつ上げられるようになってきました。
Nさんは施術にも前向きです。
これほど明るく元気な方が大好きなスポーツが出来ないのは、さぞかしつまらないことでしょう。
夏はスキューバもやられるそうなので、それまでに早期改善を目指して頑張ろうと思います。
最近、手のシビレを訴える患者様がよく来られます。
首の骨が加齢などで変形したり、骨の縁に棘が出来て神経を圧迫したり、ヘルニアなど、首に問題がある場合がほとんどです。
以前来られたTさん(40代・男性)は、今から半年前に頚椎ヘルニアの手術を行っていました。
当時は茶碗が持てなかったり、早く歩くことが出来なかったそうです。
首の骨の神経には脊髄と神経根とありますが、Tさんは脊髄に圧迫があったようです。
手術後も肩から指にかけてシビレが有り、小走りが出来ない状態でした。
当院では手術したばかりの首には何もアプローチせず、状態を観察し今の手のシビレは肩にも問題があると判断しました。
ブロックと肩に対するオステオパシーで施術していきました。
2回目の施術終了後、Tさんからすぐに電話がかかってきました。
「先生、今帰る途中、腰が軽くなって足がスムーズに歩けるんです!」
とても嬉しそうな声で、私もホッとしました。
このまま同様の施術を続け、ちょうど1クール経つ頃には手のシビレと痛みは日常的には感じなくなり、フリーエンジニアのTさんはパソコンのお仕事も差し障り無く出来るようになりました。
足も早く歩けます。
ただ、瞬発的に走ることが出来ません。
神経の塊である脊髄はとても複雑な神経のネットワークが有り、圧迫されると重要な機能が失われる事があります。
なかなか元のように戻るのも難しく時間もかかります。
戻ってもスッキリとしないこともあります。
病院でも少なくとも半年は様子をみるよう指示されたそうです。
Tさんからは「患者様のお声」を頂戴しました。ありがとうございます。
走ることが出来て、Tさんがまた大好きなテニスが出来ることを願いたいと思います。