朝、開店前の準備をしていると、開け放しの玄関から
「せんせ~!」
という女性の声が聞こえてきました。
出てみると、なんと患者様のNさん(70代)が笑顔で立っていました。
3年ぐらい前、Nさんは坐骨神経痛による足の痛みで通われていましたが、途中でご主人の具合が悪くなり、一端施術を休んでおられました。
ところがしばらく経ってもNさんからは再来の連絡は無く、3年経っていたのです。
そのNさんが今ここで、微笑んでたたずんでいるのは夢を見てるようでした。
「今まで全く連絡をしなくてごめんなさいね」
と、Nさんはこれまでの間にご自身が頸動脈の手術や、医師の薦めで股関節の手術をされていたことを話してくれました。
しかし股関節は手術をしても足の痛みは改善されず、再手術をするとのことでした。
3年前にうちに来ていた頃はある程度足の痛みが治まったのですが、今は来られた最初の時と同じぐらい痛いそうです。
そんな話をしていると、Nさんの背後から一人のご婦人が
「初めてですけど、いいですか?」
と、やって来ました。
Nさんは手術が済んで落ち着いたらまた顔を出すと告げ、停めていた車に戻り帰って行かれました。
そして、このご婦人(70代)はふくらはぎのシビレで来られました。
「病院に勤めているうちの嫁が、ここは評判がいいから行きなさい、と言われて来たんです」
と、とても光栄なご紹介をお聞きして、Nさんの再会の喜びといい、とても嬉しい朝となりました。
もう一度元気になって旅行に行きたい、という願いをなんとか叶えてあげるため頑張りたいと思います。
そして再会したNさんの手術も、良い結果となることを願いたいです。