Sさん(30代・女性)は現在、腰痛の症状で通われています。
職場に男性が少なく、ダンボールに入った商品を運び出すことが多くなり、腰を痛めてしまうようです。
「周りの人たちも皆んな腰が痛いって言ってて、このままもう治らないんじゃないかなと思ってるんです・・・」
と、おっしゃってました。
「若いのに、そんなことないですよ!」
と施術し、こんな話をしていた次にお会いしてみると
「腰の調子がいいんです。今回はたまに痛くなるぐらい」
と、笑顔で話され安心しました。
ところが
「毎年夏前になると、めまいがするんです。」
とのこと。
Sさんはこの時期になると過去のストレスを思い出し、気分が滅入ってくるのだそうです。
耳鼻科では、耳石がはがれてバランスを失っているというような診断。 腰の施術後、三半規管に作用する頭蓋骨調整を行ってみました。
私が臨床していた頃、師がストレスやめまいの症状の患者様に行っていたことを思い出して。
次に来られた時、Sさんにめまいがどうなったかお聞きしてみると
「無くなりました!全然(めまいが)ありません!」
耳鼻科ではきっとお薬をもらっていたにもかかわらず、改善されなかったのだと思います。
この頭蓋骨調整で良くなられ本当に良かったです!
臨床ってやっぱり宝です。
自分がノートに書いたことは忘れても、どんなことをやったかは映像として覚えています。
今現在でも、
「さあ、どうするか」
というとき、やっぱり師の顔を思い出すのです。
今度お許しをいただけたら、また勉強に行かせてもらいたいと思います。