
昨年末、ご主人から奥様の自律神経不調のご相談を受けました。
レントゲンを段取りしアトラス・オーソゴナル施術に臨んだSさん(50代・女性)。
レントゲンは私も立ち合うので、ほとんど初診の患者様とは船堀の今井治療室で初めてお会いします。
電車では無理なのでご主人がSさんを車で連れてきてくださり、撮影後も心配で胸がいっぱいになっているSさんから相談を受け、3人でしばらくお話しているうちにSさんの顔に少し笑顔が見られたので、安心してその日は別れました。
そして翌日からアトラス・オーソゴナルの施術スタート。
初回の術後の様子はあまり芳しくなく、夕方気持ちが悪くなったそうです。
翌日には気分が戻り、2回目の術後は大丈夫でした。
動悸は少し良くなってきたようです。
ところが3回目の術後に両足がだるくなり腰も痛むようになりました。
「腰が痛くなって正月が越せなくなったらどうしよう!」
と、今にも泣きだしそうなSさん。
数分毎に痛みを確認しながら矯正し、最後に腰は軽くなったのですが、それでも不安そうなSさんに救急の約束をして帰っていただきました。
年末までSさんから救急要請は無く正月も過ぎました。
「Sさん、腰大丈夫かなぁ」
と、気になっているのですが連絡はありません。
2月も半ばとなり、ついにSさんから電話がありました。
「腰はあれから大丈夫です。今日は肩が痛くて・・」
なんともカラッとした明るい声で、すっかり安心しました。
泣き出しそうで心配したけれど、無駄な心配に終って良かったです。
そして何よりも今日までずっと、主訴であった動悸が無いということで、長年の動悸が無くなったことは、Sさんよりも私の方が少し興奮して喜んでいるのです。
Sさんがいつまでもカラリと明るい声でいられるように、頑張りたいと思います。