Hさん(40代・女性)は2年前に頚椎ヘルニアと診断され、最初の病院のほか2件の整形でも手術を勧められていました。手術にはどうしても踏み切れず、ずっと首・肩~右腕のしびれと痛みに耐えてきたそうです。
「もう全身が痛くて...」
と来られた時は悲痛な声。腕のしびれだけでなく、臀部やふくらはぎ、股間節とさまざまなところにも痛みがあります。とくに両方のお尻は痣でもあるかのように触れただけで痛がります。
「座布団を敷いても痛くて座ってられないんです」
お仕事はデスクワークなので、さぞかし辛かろうと思います。
まず最初にオステオパシーによる股間節の操作をし、そのあと足踏みをしてもらうと
「足が楽になってます!」
とHさん。このテクニックは股間節痛の患者様にいつも良い効果が出ています。
SSを行い腕のしびれが取れたか伺ってみました。
「あ、しびれてない!ジワーと腕が温かくなってきた。」
これを聞いて、ひとまず安心しました。
R3と梨状筋操作、R2を行い、術後の痛みを確認してもらうと
「腕はしびれと言うより温かい感じ。お尻は痛みが和らいでいます。」
初回で効果が出て、本当に良かったです。
Hさんも
「また宜しくお願い致します!」
と明るい顔で帰られ、私も嬉しく思いました。
が、頚椎ヘルニアはなかなか難しい症状です。
今後も油断せず気を引き締めて施術していこうと思います。