これまで以上に厳しい暑さとなった8月の初め、長袖を重ね着し、暗い面持ちで入って来られたOさん(50代・女性)。
「とにかく寒いの」
と、両足にはホッカイロも貼られてました。
治療院の冷房を緩め、送風も身体に当たらないように向きを変え、まずはリンパの流れを良くしていきました。
首から肩甲骨にかけての筋肉は非常に硬く、マニュプレーションで柔らかくなるものではありませんでした。
Oさんは、この異常な状態は自律神経の乱れだと認識し、
「こういうのは薬じゃダメなのよ。」
と、カイロプラクティックを受けに来られたのです。
とくに頚椎は自律神経系に大きく関りがあります。
最も重要な頚椎1番をアトラス・オーソゴナルで矯正しました。
2日後に再び来られると
「首がすごく柔らかくなったの!」
と、初日とは別人のように明るく話すOさん。
触ってみると本当に柔らかく、首から背中にかけて押圧する指が入りこんでいきます。
冷房の部屋にも居られるようになり、夜も眠れるとおっしゃっていました。
同様の施術を続けると、表面の寒さは無くなり、ホッカイロを外せるようになりました。
3回施術するとやっと芯からの寒気を感じなくなり、元気も取り戻した様子。
「本当に冷たいって辛いのよ!」
と、まだ不安から薄着の長袖を羽織っているOさん。よほど辛かったのでしょう。
これから秋になると気温が下がり、身体に夏の疲れが出てきます。
自律神経のバランスを保つためにカイロプラクティックで身体のメンテナンスをお勧めします。