我が家のキンモクセイが甘い香りを漂わせたのは、ちょうどお彼岸の時期でした。
午前中に墓参りを済ませ、家に戻るとキンモクセイが少しだけ咲いているのに気づきました。
葉っぱはモッサモッサ多いというのに、花はみじめなぐらい少ないのです。
花が終わったらすぐ剪定したいと思いました。
「・・いや、もう剪定しよう、どうせ花がほぼ無いのだから今年は花をあきらめよう」
と、昼食も食べずに刈り込み鋏を持ってきて、ジャキジャキと剪定しました。
剪定時期を間違えると折角出た花芽を切り落としてしまいますが、芽にもならない花のうちなら絶対切り落とすことは無いはずです。
来年の満開を期待して、よそのお家ではキンモクセイが盛りでしたが、うちは早々に刈り込んでしまいました。
さっぱりし過ぎて寒々しいくらいのキンモクセイを見た母が
「春は剪定しなくていい」
と言うほど、思いっきり刈り込みました。
あれから20日も経った今、剪定したキンモクセイになぜか花がたくさん付きました(写真)。
あんなに切り落としたのに花芽が残っていたなんて。
10月でも暑いからなのかしら、と不思議に思いながらも、がっかりしたキンモクセイに2度目の甘い香りを楽しませてもらってます。