玄関で「おはようございます!」と声がしたので出てみると、懐かしいお顔の男性が立っていました。
6年前に通われていたIさん(60代・男性)です。
確か鋼製格子の上に右肩から落下し、そのせいで左腕にシビレが出て、うちに通われていました。
当時はまだAOを導入しておらず、他の矯正や整体で左肩から指先までのシビレを取り除いていきました。
現在左腕は問題無く、今回は左足のふくらはぎと足裏のシビレで来院されました。
レントゲンを撮るまで頚椎は矯正出来ないので、ひとまず骨盤を矯正していきました。
うつ伏せで寝ていてもシビレが出ていましたが、骨盤のバランスを整え、さらに仙腸関節にアプローチしていくとシビレは治まっていきました。
この状態を定着させていくと、日々シビレが弱まっていき、3回目で常時痺れていた状態から、時々感じる程度に落ち着いてきました。
良くなっている兆しが見えてもそれで安心せず、Iさんは一度首の状態をレントゲンでチェックし矯正もしたいと希望されました。
落下した時の衝撃で右肩は上げづらくなっているからです。
都合により検査はずいぶん先になりますが、それでもレントゲンに前向きになっていただけたことを嬉しく思いました。
患者様にとってはレントゲンを撮りに行く方が施術に来ることよりも大変です。
私もしっかり努力したいと思います。