咳をしたとたんに腰に痛みが出てしまい来院されたKさん(30代・男性)、これまでにヘルニアを2回患ったことがあります。
寒くなると古傷が疼き出すかのように、腰痛や坐骨神経痛が再発することが多いようです。
施術ベッドに寝てもらいマニュプレーションしていくと、背中も固く張っています。
起立筋や大腰筋を緩めてから起き上がってもらうと
「少し楽になったかな?」
と、言って歩き出しました。
筋肉の次に骨盤をブロックで矯正します。
これは患者様が寝ているだけで骨盤の矯正が出来るので、激痛のある身体に負担をかけずにすみます。
ブロックを骨盤下に寝て数分すると、先程まで張っていた背中やお尻の筋肉は張りが取れたとおっしゃいました。
しかし10分後にベッドから起き上がり、腰椎に体重がかかると同時にすぐまた痛みが出てきました。
これを頸椎の矯正で解決したいと思います。
骨盤を矯正した甲斐あって、AOテーブルまでの移動がスムーズに出来、なんとか仰向けで寝れました。
パチンと頸椎1番に軽い振動を与え
「どうですか?」
と伺うと、先程は顔をしかめて痛そうでしたが、今度はゆっくりと上半身を起こし
「あれ、良くなったかも」
と、苦痛の表情は無い様子。
両足の長さも揃っているのでそのまま安静にして休んでもらいました。
軽い衝撃を耳元に受けただけなのに腰の痛みが取れたので
「これ何なんですか!?」
と、仰向けのまま不思議そうにしているKさん。
施術が終わると
「もう普通に歩けます!」
と、明るい笑顔。
ヘルニアを患った方は必ず頸椎に異常があり、オーソゴナルの矯正で、先程までの激痛を忘れたかのように立ち上がり、普通に歩けている光景を何度も見て来ました。
Kさんにも奇跡を起こすオーソゴナルの神様が舞い降りてくださったようです。
これから寒い季節がやって来ますので、ヘルニアの再発を予防するためもう少し頑張って続けましょう。