Sさん(40代・男性)、自転車を漕ぐと左の股関節に痛みが出ることに気づきました。
痛みは治まる気配が無く、身体を左右に捻ったり足を上げたりすると強まります。
まず股関節周りの組織を柔らかくし、骨盤の矯正を行いました。
患側股関節左骨盤の前方変位と仙骨を矯正すると、足が90°以上頭の方へ曲げられるようになりました。
これならば自転車を漕ぐことができます。
次に頸椎の検査をすると、Sさんの首は検査画像を見ただけでも斜めに傾いており、計測すると8°とかなり大きい角度で傾いていました。
「諸悪の根源はここにあると思ってるんです」
と、Sさんも首に問題があると自覚しているようです。
オーソゴナルで頸椎を矯正し、長さに差があった両足はきちんと揃いました。
股関節の痛みは今回が初めてのSさん。
鼠径部の痛みは関節自体の問題でなく骨盤の変位のようです。
施術を繰り返すうちに開脚や内捻りで出る痛みは和らいできました。
6回目の術後、身体を捻りながら
「軽くなっていますね」
と、確認するSさん。
あれだけ股関節に負荷がかけられるので大丈夫でしょう。
同時期にやはり股関節痛で女性の患者様が来院されました。
同じ症状の方が重なる偶然が多いのですが、同様の骨盤変位が原因のようです。
こちらの改善も全力で頑張っていきたいと思います。