Sさん(60代・男性)、5年以上おつきあいのある患者様です。
薬を使わず自己治癒力で身体を健康にするカイロプラクティックを気に入り、痛くなくとも定期的に骨格を整えておられます。
退職されても合気道を教えたり、八千代台の活性化に意欲的だったりと、ほとんどボランティアのように町民の声を代表して活動されています。
2、3ヶ月毎に首や腰のメメンテナンスに来られるのですが、靴下を履くときに腰が痛むことがあり、術後は同じ動作をして痛みが取れていることを確認し、帰られます。
しかし今日は腰に痛みは無く、腿裏だけ押したり動かすと痛むということでした。
うつ伏せになって背骨を触診してみると、腰椎の2番が右に変位している感覚があります。
そこは押すとやはり痛みがあるようでした。
ベッドの腰部をスウィングさせ、2番のポンピングを行いました。
Sさんは元々首も良くないので、最後にオーソゴナルで頸椎を矯正しました。
術後、腿裏の痛みを確認してもらうと
「ああ、痛くないですねぇ」
と、眠そうな眼でうつらうつらしながらおっしゃいました。
だるくなってしまったのか心配したのですが、色々な人と接する仕事帰りにお立ち寄りになるせいか、施術で寝ているうちに緊張がほどけ、帰りはいつもとても眠くなるのだそうです。
Sさんの痛みは取れ安心しましたが、同じように座ると腿裏に違和感の出る患者様がいらして、やはり2番が変位されていました。
どこか共通することがある患者様が続けていらっしゃり、何かヒントを下さるように感じます。
そういう偶然に引き込まれながら仕事が出来るのが、とても嬉しく思います。