Iさん(60才・女性)は当初、尾骨の痛みで来院されました。
ところが両肩の肩関節周囲炎、頭痛、疲労、腰痛、股間節痛と様々な症状も抱えておられました。
病院・接骨院以外にも鍼、指圧、マッサージ、他店のカイロプラクティック、ほとんど試されています。
Iさんは3人目のお子さんを出産された時、恥骨が開きベッドから起きられず長いあいだ入院されたそうです。
この頃から身体の不調が始まりだし、現在は更年期障害もあるとおっしゃってました。
マッサージや鍼などの施術を受けると2、3日熱が出る体質でとてもデリケートです。
毎回問診のたびに身体の状態をお聞きすると、不調な所がたくさんあがってくるのですが、1クール終了した頃、腰痛が無くなり、股間節が良くなり、痛かった肩がだんだん辛い表情もせずに上がるようになりました。
2クールかけて骨盤体重軸受け部の問題が解決し、ようやく最もアプローチしたいと思っていた脳脊髄液循環の施術に移りました。
この時はすでに尾骨の痛みは解決し、両肩も問題なく上げられるようになり、たまに起こる頭痛の問題のみとなりました。
ここから第2ステージが始まると思いきや、RO1はあっという間に検査で陰性となり全ての検査をクリア。
予想外に早く改善された気がします。 帰り際玄関で見送る時、
「今、本当にどこか痛いところや具合の悪いところは無いですか」
と心配になりお聞きすると
「・・・どこも無いですね」
と、いつも沢山の不調を訴えていたIさんがついにOKを出しました。
気温差が10度以上あると具合が悪くなり寝込むとおっしゃっていたのに、こんなに寒い残暑に歩いて来院し不調も無いということは本当に良くなられたのでしょう。
改善に時間がかかるかと思われていたのですが、こんなにあっけなく卒業されて嬉しくもあり、不思議でもあった症例でした。