Kさん(60代・主婦)は娘さんの紹介で来院しました。
5年前にお隣の佐倉市に来られ、その頃から体のだるさと力が入らないような脱力感に苦しんでいました。
何とか動こうとすれば身体はどこにも痛みなく動かせるのですが、昼間くつろいでいても全身が重く感じ、力が出ないのです。こんな状態が5年間も続いていました。
話を終えて施術を始めようとするとKさんは
「私、絶対治ると信じて頑張ります!」
と、おっしゃいました。
Kさんの気迫に私の方が気合を入れ直されたほどです。
RO1がメインの施術です。
初回で起床時の激しい動悸は無くなりました。
人見知りする性格だとおっしゃっていたKさんでしたが、施術のたびに私の知らなかった佐倉市の桜スポットやお孫さんとのお菓子作りの話、くじ引きでレストランのお食事が当たったことなど、次々と起こる幸せなお話を聞かせてくれました。
唯一暗い表情で話されることは、9種類の薬の服用と病院の紹介で通院するクリニックを快く思っていないことなど、気持ちのうえでの負担です。
病院では原因がわからず、たくさんの薬と脳のMRI検査も定期的にスケジュールしました。
Kさんは今迄心当たりの無い症状の薬と、クリニックの対応に戸惑っていました。
ついにKさんは決心して病院を変えると、薬の種類や量が変更されました。 不思議だったのは薬の変更があったその日、頭から足の先まであった虚脱感がスゥーと抜けていったそうです。
このことを晴れ晴れとした笑顔で報告してくれました。
当院も回数券を1つ残して卒業していきました。
今日、メンテナンスのため久しぶりに来られたKさん。
その後病院ではMRI検査は必要ないと言われたそうです。良かったです。
このひと月の間にKさんは、身体が良くなったら必ず行きたいと思っていた屋久島に息子さんと行かれていました。
Kさんの旅は、やっぱりツイていることの連続だったそうです。
全てがうまく進んでいく、楽しい不思議な旅のお話を聞かせてもらいました。
「ここを紹介してくれた娘と、先生に感謝します」
と、恐縮にもうれしいお言葉をかけてくれました。
屋久島のお土産「たんかんジュース」を飲んで、元気になったKさんから私も幸せのパワーをいただきたいと思います。