Nさん(40代・女性)は腰の痛みと背中の張りが辛くて来られました。
「腰というより、ここの骨を押すと痛いんです」
と手を後ろに回して腰の骨を一箇所グイッと押してみせます。一年ぐらい前から腰の骨が痛み出し、レントゲン検査では骨折などの異常は無かったようです。
触診するとL3が後方に少し隆起しています。
初回はRO3。首から背中にかけては楽になったようでしたが、腰の骨を押してみると
「まだ痛いです。骨だから仕方ないのかな...」
とNさん。
L3を少し強めに触るだけで痛そうな様子。このままブロックだけを行い、何も変化が出なければ方法を変えなくてはいけないかな、と思っていました。
翌日はRO2。施術後、ベッドから起きて痛みを確認してもらいました。前にかがんだり、捻ったりしながら
「あんまり痛くない!骨もへっこんでいるような気がする!」
と骨を触っているNさん。
確かに骨の隆起は目立たない程度になっていました。
3回目の施術日、
「今日は首や肩がパンパンで」
と、私の心配もよそに、もう腰のことはあまり訴えないNさん。前日は娘さんと二人でスピッツのコンサートに行き、ビュンビュン飛び跳ねたり、腕を振り上げてきたそうです。
最近の若い人達の親子関係は、友達感覚の仲良し親子が多いですね。Nさんは明るくさっぱりとした方で、息子さんとも一緒にゴルフに行ったりするそうです。うらやましいですね。
飛び跳ねても痛みが増すことはなかったようので安心しました。次回は少し施術間隔をあけてみようと思います。
(私にも石川遼くんみたいな息子がいて、いつまでも一緒にゴルフが出来たらいいなぁ...)