前かがみになると下腹部に鋭い痛みが出ると来院されたSさん(70代・男性)。
いつもの腰痛と共にこの痛みが起こるので整形外科に行かれると、年齢に応じた一般的なレントゲンで腹痛の原因は分かりませんでした。
内科より先にうちに来られたのは、痛みが腹筋で生じてると思われたからです。
初回の骨盤矯正で前かがみの激痛は弱まり、いつもの腰痛になりました。
Sさんもだんだん症状が絞れてきて、動き始めにお腹と左右の骨盤上部に痛みが生じ、時間が経つと消失することが分かってきました。
2回目の施術で腰の動きはほぼ良好、お腹も鈍痛に変化し少しずつ回復していると実感されていました。
Sさんは内科でも診てもらうことにして一旦うちでの施術は中断しました。
一月後に再び来院されると、下腹部の痛みは内科とは関係無いということでした。
現在は常にお腹だけに鈍痛があり、痛みは移動するとのこと。
施術ベッドに寝ている時も痛みが有りましたが、ブロックで骨盤を調整している最中は痛みが取れます。
しばらくこの状態で骨盤を定着し、10分後にベッドから起きてもらうと
「今は痛く無いです・・」
と、Sさん。
常時感じていた鈍痛が、矯正直後に無くなるということは原因は骨盤。
施術を続けてゆがみを正せば腹筋のストレスが解放されると思います。
内臓を収めている骨盤の器を整えて、お腹の痛みが改善されることを期待したいと思います。