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さらなるご縁

 

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Aさん(80代・男性)から、奥様(70代)を診てもらいたいとお電話がありました。

Aさんの病院の長い検査の付き添いで、腰を痛めてしまったそうです。

 

およそ20年間看病してきた前の奥様の最後を看取られて、その後再婚されたAさん。

「私なんてまだ1度も結婚したことないのに、80歳でもう1回結婚するなんてスゴイ!さすがだよAさん!」

と、私は大変喜びました。

 

Aさんは取るに足らぬつまらないことを悩んだりせず、若者と同じように新しい人生を「今すぐ出発」したのです。

そういえば私はAさんから、腰が痛いこと以外の苦痛を一度も聞いたことがありません。

「年を取ると不安なことが増えるのよ」

というご婦人もいらっしゃいますが、取り越し苦労をしていると病気になってしまいます。

未来は明るいと信じて生きる方が、心も体も運命も良くなっていくのです。

 

ジェントルマンであるAさんのお目にかなった奥様とはどんな方なのだろう。

そう思い来院されるのを待っていると、Aさんと連れ立って来られた奥様は、ベリーショートヘアの元タカラジェンヌのような美しい方でした。

やっぱりAさんはスゴイ!

 

病院帰りで疲れ切ったAさんをベッドに寝かせ、いびきをかいて寝ているAさんの隣で奥様の施術を行いました。

施術中、奥様はAさんの優しい人柄について私に話し、Aさんをとても尊敬されていました。

私もAさんにはずいぶん助けてもらっていることを思い起こしました。

 

数日後、Aさんから

「奇跡的にと言っては失礼だけど、家内の腰があれからすっかり良くなったんだよ。」

と、ご連絡が。

電話は奥様に代わり、

「こういうのは定期的にやった方が良いのよね」

と、次回の予約を入れてくださいました。

 

またまた良い患者様とのご縁を運んでくださったAさん。

いつも本当にありがとうございます。

 

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2019年3月23日
寝ていてもお尻が痛い

 

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腰から左足にかけての重い痛みで来院されたKさん(20代・女性)。

3、4年前にバイク事故で骨盤をぶつけたことがあります。

 

 

この日はレントゲンが間に合わず、骨盤の矯正だけ行いました。

左右の骨盤下に楔型の枕をセットし、10分ほど寝てもらいながら仙腸関節を調整していきます。

通常この枕で矯正中は、腰や骨盤の痛みが和らいでくるのですが、Kさんの場合なかなか痛みが消えず、ムズムズしておられました。

そこで角度や深さを変え、お尻に違和感はあるものの膝裏の痛みが消えたところで、5分ほど頑張ってもらいました。

施術が終了し、この時点ではお尻の痛みはまだ残っていました。

次回からはレントゲンで検査し、アトラス・オーソゴナル(AO)も行います。

 

そして次の施術に来られると、寝てるときは痛みが出なくなった、という良い報告を受けました。

施術中痛みが強くて、通常の半分の時間しか行えなかったわりに良い結果です。

ここからはレントゲンも撮り、首の矯正も行えるのでさらなる効果を期待したいです。

ところが、このあと2回ほどAOを行うも、慢性の頭痛が取れず、さらに膝裏の痛みが再発してしまいました。

これで良くならなければ、やり方を変える必要があります。

レントゲンから割り出した矯正ベクトルを改めて調整し、セッティングも全てやり直しました。

 

術後、ベッドから起きたKさんに様子をうかがうと、お尻の痛みはまだ気になるようです。

しかし膝裏は

「あっ、しゃがめる!」

と、Kさんは膝を曲げることが出来ました。

この日はAOを行うまで、膝が痛くてしゃがめないとおっしゃっていたのですから、この変化はやはり首の矯正がもたらしたものです。

 

3日後、「今日は夜勤明けでお尻が痛い」ということでしたが、この日まで一度も頭痛は無く、膝もしゃがめているようです。

良かった!

これで方法が確定し、あとは正しい矯正を続けて行けばよいだけです。

 

ほっと安心していると、

「スタンディングのライブに行ってもいいですか?」

と、Kさん。

内心は、安静にしていてほしいけど、せっかくのお楽しみを奪うわけにはいきません。

「行ってきていいですよ。」

痛くなったら、次の日すぐに来てくださいね。

 

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2019年3月 7日

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