
腰痛を訴えて来院されたMさん、バスの運転手をされています。
10年ほど前にヘルニアを患っており、座りっぱなしが長くなると腰が痛みます。
最初に骨盤を矯正しベッドから立ち上がってもらうと、少し軽くなったかな、という表情をされました。
次に首を施術し様子をみてもらうことに。
数回通っていただくうちに、頭痛もあるとおっしゃいました。
仕事柄安全運転は必須なので、目と神経は常に使われ、このストレスが頭痛の原因だと感じているようです。
以前、車で来られるMさんに
「駅周辺はほとんどの道に一時停止がありますから気を付けてくださいね」
と話した時、
「それはもう十分心得ていますよ」
と、そこはプロだから当然の注意力です。
そんな日常的な目の酷使で、休み明け3日目には頭痛になっていたMさんでしたが、首を施術するうちに
「頭痛はこの2週間無かったです」
と、おっしゃるようになりました。
しかし頭痛は良くなっているというのに、座位の腰痛はあまりすっきりとしていません。
どちらの症状も並行して良くならないのはおかしいと思い、ふだんの座り方を改めてもらうと、ようやく腰の方も改善してきました。
せっかく矯正していても、無意識に良くない姿勢をし、また腰に負担をかけていたのです。
これからは普段の姿勢も気を付けて、良い状態をキープし続けていきましょう。