Aさん(70代・男性)は定期的に来られる患者様です。以前はゴルフをよくやられ、その疲れを癒すために週1でマッサージを受けていたそうです。
1年前に両足の痺れと腰痛で来られたときは歩くことも辛かったのですが、施術の甲斐あって現在はお友達と麻雀を楽しんだり、「B級グルメを楽しむ会」なるものを開いて都内によくお出かけにもなられています。
週に1度受けていたマッサージを止め、その代わりに症状の悪化を防ぐために当院でメンテナンスをするようになりました。
そのAさんが昨年の暮れに2日続けて麻雀をした疲労のせいか
「目まいがする」
とおっしゃいました。施術中ベッドで身体を起こすときも目まいをうったえられました。
かかりつけの病院で検査をしてみると不整脈がわかり、心臓の手術をすることになってしまいました。
実は昨年は私の父も心臓の手術を何回か行い、四ヶ月ほど入退院を繰り返していました。
そんな中、Aさんは来院すると必ずいつも最初に
「お父さん、容態どうなった?」
と尋ねかけ心配してくださいました。
父が退院したときも一緒に喜んでくださり、体力を回復させるには何を食べたらいいか、どこの店に売っている、など色々と教えてくださいました。本当にありがたいと感じました。
今度はそのAさんが手術を受けることになり驚いてしまいました。
今日は施術が終わると
「(手術に)行ってくる、それじゃあね」
と、にっこり笑って帰られました。
今まで私を気遣ってくださったAさん。
きっと手術は大成功すると思います。退院されて外出が可能になったら、またメンテナンスをさせていただきます。
元気になって次に来られる日を楽しみにお待ちしています。