介護士のIさん(30代・男性)、カルテには「肩こりとほぼ毎日の頭痛」とだけ記入され、腰痛もあるというのに介助で前かがみになるから仕方がないと、記入していませんでした。
カイロプラクティックは不調根本の矯正で、身体全体が正常になっていくので腰痛もあきらめることはありません。
初回の施術ではまだ症状の変化は感じられなかったようですが、2回目からは少しずつ変わってきました。
この日までの5日間のうち頭痛は1回だけ、起床時の腰痛も少し軽くなったそうです。
首から肩にかけては痛みがひどく、仕事も終盤になってくると首が後ろに曲げられないほどです。
背の高いIさんは、食事の介助やおむつの取り替えで上半身を丸めなくてはならず、この姿勢が肩こりを悪化させているのです。
夜勤もあり睡眠時間が定まっていないので蓄積された疲労がなかなか取れず辛そうです。
お仕事があけて休日前に施術するよう計画しました。術後の身体を養生してもらうためです。
3回目の来院時、肩の痛みは弱まり、首を後ろに曲げても痛みが出なくなったと報告を受けました。
「腰も大丈夫です」
と、Iさん。
あきらめていた腰痛が良くなったと聞き、「良かった!」と歓喜したのですが、この日も仕事あけのIさんは、言葉少なく今にも寝てしまいそうでした。Iさんよりも私の方が喜んでいたと思います。
ともあれ人のお世話をするという大変なお仕事にもかかわらず、早い改善が覗えて良かったです。
Iさんの治癒力は、神経エネルギーを阻害しているところを正せば充分に発揮されるのです。
次回は少し間隔を空けて様子を見守っていきたいと思います。
** 写真はお惣菜試食会の様子 **
厳しい批評を頼まれたのですが、美味しくて「いいね!」しか言えなかったです。