アパレル系のお仕事をされてるSさん(20代・男性)は中学の頃から頭痛に悩まされていました。
スタイルがスラリとして、頭のてっぺんから足の先までとてもセンスが良く、私が男性だったらマネしてみたいファッションでいつもやって来られます。
予約の電話をかけてこられたのはSさん自身でしたが、当院を薦めてくださったのはお母様と奥様。
ネット上の治療院の中から、お二人がともに当院を選んでくださったのは、本当にありがたく嬉しいことです。
しかし、
「母と嫁がここにしろと言うんで・・。僕は家の近くでもいいと思ったんですけど・・。」
とポソリと言うSさんに、思わず吹き出してしまいました。
これはなんとしても改善させなければなりません!
Sさんはうちに来る前に病院で脳の検査を受け異常がなかったそうです。それなのに毎日おきる頭痛。
最近は予兆として、左のこめかみが引き攣れてくるそうです。毎朝、この違和感の後の頭痛を回避するために薬を飲んでいるのです。
初回は骨盤矯正中もうつ伏せで寝ながら、やはりこめかみの違和感を感じている様子でした。
その後、引き攣れる間隔が短くなり頭痛も少し弱まったそうですがまだ辛そうで、3回施術してもこれといった変化を感じず不安そうでした。
「母と嫁に言われて・・。」
と言っているSさんにしてみると、当院を自分で選んだわけではないので不安がつのるかもしれません。
でもまだまだ焦らず辛抱の時、私自身も我慢の時です。
そして4回目の施術後、
「・・今回は調子いいです。」
と、少し笑顔でポソリと話すSさん。
前回の術後から、やっと劇的な変化が出てきました。
起床時のこめかみの違和感がほとんど感じられず、今日まで薬を飲んでいないそうです。もちろん頭痛もありません。
「良かったですね!」
Sさん以上に喜ぶ私(いや、Sさんの方が嬉しいはずでしょう。ポソリと話されるので喜びがわかりにくかっただけです!)
背骨の中を貫通しているせき髄のねじれが正され、4回目にしてやっと効果が見えだしてきたようです。
中学からの症状が、そろそろ解決できそうです。しかし、油断せずに頑張ります。
ところでSさんは、オシャレでポソリと話される大人しそうな印象とは違って、実はとても男らしい方なのです。
詳しくは語れませんが、家族思いで頼もしく優しい方であることがうかがえるお話を聞かせてもらいました(お母様とお嫁さんの仲が良いのが頷けたのです)。
ちょっと20代の男性になかなか出来ることではなく(私にも、とても出来ないスゴイことです)
「エライですね!」
と、尊敬していると
「・・そうですかねぇ。」
と、やっぱりポソリ。
Sさんには当たり前のことなんだ・・。
症状が改善されたスパイスに、Sさんのお人柄もあるのかもしれません。