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村祭り

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八千代市の八千代台駅から徒歩3分。女性整体師が施術致しますので女性の方もお気軽にご来院下さい。

村祭り

日曜日は地元の色々な所でお祭りがありました。私の村も早朝から花火が打ち上げられ、お祭りが開催されました。

子供の頃は人見知りがすごくて意気地無しだった私は、下級生の男の子ですら怖くて近寄れず、村のお祭りを一度も見に行ったことが無いのです。
それなのに今年は親から代がわりし、しかも組長として見たこともないお祭りを執り行っていくことになりました。
2ヶ月前から集会や掃除、往来切りなど準備が進められていき、同じ村に住んでいるというのに知らない人達の中にいた私も、徐々に顔を覚えてもらい、アドバイスを受けながら楽しく作業をしていきました。
10mはあろうかという杉の木を2本、てっぺんにススキを巻きつけてお神輿の入場門としてクレーンで立てていきます。
「こんなにすごいことするんだ、なかなかじゃないか!」
と驚いていると、
「昔はこれを手作業でやっていたんだ・・・」
と、長老。

そして、いよいよ当日。雨が降っていても必ず晴れると言い伝わる我が村のお祭りは、やっぱり午後から快晴となりました。
私達と隣組の班はお神輿がちょうどお昼頃に廻ってくるので、担ぎ手や見物の人達にお茶や食事の接待をするのです。

女性達は朝早く集まって、ニンジン、シイタケ、油揚げなどを醤油で炊いた具を混ぜたおむすびを、各組十升分作ります。これは昔から作られているおむすびで、村人たちはみんな子供の頃から食べているソウルフードです。
このほか各家から重箱1箱分の惣菜を持ち寄ります。我が家は唐揚げをたくさん作りました。

神社を出発したお神輿が橋のあたりまで来たという情報伝達は、携帯ではなく人の口で伝わり、かえって緊張が高まります。

しばらくすると、ほら貝の音がかすかに聞こえてきました。お神輿がいよいよ私たちの組にやって来ます!

お神輿は広場に入ってくるとクルクルとうねったり、傾けたり、持ち上げられたり、小さな村のお神輿といえど近くで初めて見たものですから、威勢の良い掛け声と活気にはさすがに感動してしまいました。

そして昼食。

お神輿が安置されるやいなや、女性達は中央にターッと駆け出し、シートやテーブルを広げみごとな速さで食事を並べます。

ビールをついで回っていると、担いでた男衆の中にはかつて私が怯えていた男の子たちが、法被や白鳥の衣が似合うイイ男になって座っていました。中学以来、会った事のない同級生たちもみんなキレイになっていて、すぐにはわかりませんでした。

 

食事が終わるとお神輿は、再びほら貝やお拍子と共に出発し、このあと何か所か休憩しながら夜までかけて一周し、またお宮に帰って行くのです。

お神輿が去ったので全ての後片づけに取り掛かり、やっと女性達も集まってお昼ごはんです。

これで終わったー、と思うと急に疲れて、おむすびがなかなか口に入りません。

「(初組長の)緊張が解けて気が抜けたんじゃない?」

と、先輩達に言われ、確かに今年一番の大行事が無事終えたことに一安心していました。

子供の頃の懐かしい人達が、いつの間にかすっかり変身して一同に集まって、お神輿を囲んで子供からお年寄りまで、みんなが笑顔でいる空間がとても不思議に感じられました。

次のお神輿は3年後。

今度は鶏ごぼうのおむすびにしたいなぁと、ひそかに考えている私です。

 

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日時:2011年10月17日 PM 06:03

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