いよいよライフ大学での解剖セミナーです。
人体を皮膚、筋肉、神経、血管、骨と一層ずつめくって参照できる画像テーブル。
回転させたり、部分的にクローズアップして見ることも可能。
各自のスマホにダウンロードも出来ます。スゴイ!
見るだけならば先程のテーブルで良いのですが、年に一度のこのセミナーでだけ検体に触れることが出来ます。
検体の維持費たるや相当な額だそうです。
やっぱり本物の人体に触れることは、組織の様子も分かり記憶に残ります。
触ってみると思いのほか硬膜と腸脛靭帯が固いと知り、この固さに対して髄液漏れや靱帯損傷することがあるのだから驚きです。
最も注意深く観察したのは後頭下三角と大後頭神経、アトラス、アクシス。
筋肉の層の間に存在する、か細い神経の走行、ここでしか見れません。
丸一日、講義とホルマリン漬けの検体を観察し、髪は2度洗いしないと匂いが取れませんでした。
私たちジャパニーズには特別に質問時間を与えてくださり、先生方が熱心に質問されて良い勉強になりました。ありがとうございました。
そしてお昼は大学近くの中東料理のお店に行きました。
このお店の雰囲気、好きです。
人工的に造作した古さでなく、生活感のある懐かしい感じの古さ。
床と壁の境目なんか、本当にイイ味出してます。
しかもここのお料理はとても美味しかった!
お店の名前通り、ひよこ豆をペースト状にしたカレー風味のディップソース(?)が特に気に入りました。
チキンも柔らかいし、下ごしらえをきちんとしているのが分かります。
このお料理はもう一度アトランタに行って食べたい!と思えるほど。
外国の料理って雑だと思っていたので、実を言うと今回の旅の食事はあまり期待をしていなかったのです。
でもフォーの肉も柔らかそうだったし、ハンバーガーは肉の焼き加減まで聞かれたし、丁寧な仕事をしているんですね。
誤解していてスミマセンでした。 というかありがたいことに、いつも美味しいお店に連れて行ってもらったおかげかもしれません。
さて明日は、いよいよセミナー最終日となります。(つづく)